うつ病時代の生活

もう10年以上も前の話なんですけども、かつて僕はうつ病に苦しんでいた時があるんです。

当時、仕事の忙しさや人間関係に悩み、それでも自分を鼓舞しながら頑張ったのですが、限界を超えてうつ病になってしまった。


生活は大変でした。

とにかく、朝起きられない。

背中が布団にくっついてしまったような感じで、全身がめちゃ重いんです。

地球の重力が、何倍にでもなったように感じられ、起床するだけでも大変な苦労でした。

てか、症状が悪い時は、どうあがいても結局起きられなかったんですけどね。


カラダの動きもキレがなく緩慢で、着替えなんかもどうにも要領を得ないんです。

なにしろ、靴下をはくのに1時間もかかるんですよ。

もちろん、気持ちも不安定で、何気に窓の外のスズメがさえずっているのを見ただけで、涙が止まらなくなったりしてね。

もう、これは到底マトモな生活を送れる状態じゃないわけです。

何度か電車に飛び込みそうになったり、ため池に入水自殺しかけたりもしました。


半年ほど休職した後に、職場復帰したものの、医学的に復職を許されただけで、こころは、まだまだ不安定でした。

当然、仕事も以前のようなパフォーマンスは発揮できないわけです。

そして、そんな自分を責めては自己嫌悪になる毎日でした。

幸せを求めて迷走したあの頃

そんな状態でしたから、何としても心身の健康を取り戻したかった。

真の幸せを、どうにかして得たかった。


仕事している時間以外はすべて、心理学、哲学、宗教、精神世界などの本を山ほど読んでは、それらの学びを実践する日々でした。

当時、使えるお金と時間はすべて幸せの探究に注いだものです。


おかげで、少しずつこころは安定してきたものの、完全には程遠い状態のまま。

突然、襲ってくる不安と恐怖に悩まされた日々でした。

どうしても、不安と恐怖が消えない。

「どうしたらいいんだ?!」と思い悩んでは、本を読んでヒントを求め彷徨う、そんな状態だったんです。


幸せをアキラメ始めた時

そんな状態が何年も続いたものだから、しまいには幸せをアキラメ始めたんです。

「幸せになるのは。。もうムリなのかもしれないな。。」こんな風に思っては、厭世的に生きている日々でした。


そう思い始めて数週間経った頃のことです。

公園で佇んで、木々をぼぉ~っと見ていたんですね。

すると、突然不思議な感覚に陥り、なんだか、世界が止まって観えたんです。

あるいは、超スローモーションで観えたというか、とにかく普段は決して味わうことの無い超不思議な感覚でした。


木から落ちる木の葉も、きわめてゆっくりと落ちているように観える。

まるで何年もかけて、あるいは気の遠くなるような時間をかけて、落ちていくような、そんな感覚でした。


やがて、その不思議な感覚は消滅し、はっと我に返ると先ほどと同じ、いつもと同じ公園です。

「なんなんやろう。。?いまの感覚は。。」と思ったものの、それ以上深く考えることはなく、また日常に戻ったんです。

突如訪れた『その時』

公園での出来事があって、数週間経った頃のことです。

2011年11月のある休日の午前中に、部屋で片付けものをしていたんですね。

すると、突如として『その時』が訪れたんです。


いきなり『自分』が消滅し、静かで穏やかな平安の世界が訪れたんです。

この世のいのちや全てを司る『大いなる存在』が、そこに在りました。

そして僕自身が『大いなる存在』であったんです。

すべてはひとつである世界、『ワンネス』に気づいた瞬間でした。


ほんの一瞬のことでしたが、その直後、すべてのことが解りました。

「ああ、そうか。。そうだったんだ!。。」

「これまでの苦しみは、真理に気づくための旅路だったんだ。」

「ムダな経験なんて、ひとつも無かった!」

「それらの経験さえ、幻想のようなものだったな。。」


実は幻想のようなものである、様々な苦しみさえ愛おしいもののように想えました。

そして、幻想に苦しんできた自分に対して「よく頑張ってきたなぁ。。」と自身も愛おしく想えましたし、逆に、幻想に苦しんできた自分が少し滑稽にも思えたものです。

感激して泣きじゃくりながらも、笑えてしまって、まさに泣き笑い状態でした。


こんな感じで『気づき』が突然訪れて、その後の人生が大きく変わっていったんです。

その後紆余曲折を経て、2020年7月に『ワンネスの世界』と『実社会の世界』の統合が起き、ブログで表現を始め、今日に至るわけです。

このブログでのご縁にあらためて感謝致します。では、またネ。(#^.^#)

最後までお読みいただきありがとうございます。


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投稿者: minamo

■地方の国立大学を卒業して、大手化学系企業に就職 ■かつて、うつ病で苦しみ彷徨い、真の幸せを探究する ■2020年7月に『いのちの本質』に気づく ■瞑想、散歩、読書を愛するアラフィフ世代

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